MSCベリッシマ クルーズ 乗船記 Day1(1日目 後半)5月7日

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母(80歳オーバー)と娘(アラフィフ姉さん)2人の9泊10日の人生初のクルーズ旅行

Mscベリッシマ ジャパネットクルーズ 10日間の旅(あこがれの日本一周)

ワクワク乗船記(体験記)のはず  後半 (私個人の感想です(^^♪)

(私の思いを込めすぎた為、長く、お見苦しい点がございます<m(__)m>)

1日目前半は こちら

前半のまとめ

 乗船当日はジャンジャン降りの雨の中、スーツケースゴロゴロ

 大黒ふ頭で搭乗手続きに2時間行列にならんで、ヘトヘト

 キャビン(自室)は、船の先っぽ、レストランは船の尻尾

 船の長さの300メートルで ビュッフェ会場まで大移動

 食事を済ませて、部屋へ戻る

 スーツケースが届くのをのんびり待ってる ☚ 今ココ

MSCベリッシマでは、乗船する前に、船の横にある建物でスーツケースを預ける

預けたスーツケースは、ベリッシマのクルーが部屋の前に届ける というシステムになっている(ほかの船も同じかな?)

自分で部屋までスーツケース運びたかったけど、預けたほうが良いという担当者の力説により預けたのよ

食事から部屋に戻って、母のスーツケースは届いているけど、私の大きなスーツケースはまだ届かない

時計は20時を過ぎている

ジャパネットから来ている説明書には、20時までに部屋の扉の前に届かない場合は、ジャパネットデスクまで来るようと書いてある(デスクに行ってどうするのかは、行かないと分からない)

説明書には、15階、7階、6階、5階にジャパネットデスクはあると記載あり

まずエレベータで7階へ行き、フロア1周するがデスク見当たらず

階段で6階に降りて、フロア1周するがデスク見当たらず 

階段で5階に降りて、フロア半周し、ジャパネットデスク発見

思い出してほしい、船の全長は315メートル、フロア1周短く見積もっても、400メートル

7階と6階1周ずつ+5階半周 400メートル×2.5 = 900メートル

さっき、夕食にビュッフェに行くのに400メートル この時点で1.3km歩いている

搭乗手続き前に、2時間立って行列に並んでいるのよ

繰り返しになるけど、私の部屋は船首、ジャパネットとデスクは船尾

船の全長315メートルデスクに用がある度に大移動である!!!

ヘトヘト×10

目次

ジャパネットデスクへ 1回目

ジャパネットデスク到着

20人程乗客が並んでいる

ジャパネット職員さんは6人くらいで乗客の対応してた

10分ほどで私の番になったので、ジャパネットの職員さんにスーツケースがまだ届かない事を伝える

「出航時間が遅れていて、全体的なスケジュールが遅れる、21時になっても、スーツケースが届かなければ再度ジャパネットデスクに来て欲しい」とのこと

 今7階6階に回ってきたがジャパネットデスクはなかった、書類には7階6階にもデスクはあると書いてあった、

 どこにあるのか?質問してみたら

 「あ~、5階にしかありませんよ」とのこと、すみませんの一言もない

 変更したのであれば、アナウンスしないと、皆無駄に歩き回ってジャパネットデスク探して歩き回る事になると伝えると

 「そうですね」で終わりだった 

 私には言い返す気力はもう無い

 仕方がない、部屋に戻ったら、スーツケース届いてるかもしれない、一旦部屋に戻る事にした

 とにかく、良く歩く一日だ、部屋に戻る、本日の歩行距離、プラス200メートル

 部屋に到着して確認するが、スーツケースはまだ来てない

 部屋のソファで横になる、10分置きくらいに、扉を開けて確認するがスーツケースが来ないまま21時を迎える

避難訓練開始 まだ歩くのよ

 部屋のソファーで、手荷物に入っていた書類を眺めていると

 キャプテン(船長)から船内放送が入る

 これから避難訓練を行う全員参加とのこと

 

  緊急避難場所(各部屋場所が割り振られている)へ徒歩で行き、

 担当者にクルーズカードを提示してチェックしてもらわないといけないらしい(全員終わるまで避難訓練は終わりません)とのこと

 ちなみに、私たちの部屋の緊急避難場所は6階のシアター前、階段で6階で降りなければならない(3階分階段で下る)

 また~歩くの~ とほほです 涙が出そうだ

 ここで気づく

 ジャパネットデスク 22時で終了

 現在 21時40分 大変だ

  まだスーツケースは届かない、緊急避難場所まで急いでおりる(母も走る)

  ジャパネットデスクまで小走りで滑り込む(母も道連れ)

ジャパネットデスクへ 2回目(クレームの嵐)

 ジャパネットデスクの周りは人だかり、すごい活気だ!(活気というか、嵐だ!)

 とりあえず列に並ぶ

 皆様なんの用があって、ジャパネットデスクに群がっているのか不思議だ

 聞き耳を立てなくても聞こえてくる

 緊急避難場所が分かりづらいとのクレーム多数の様子、自分はどこが緊急雛場所なのか教えて欲しい、テレビが映らない、放送が聞きづらい、インフォメーションが分かりずらい、その他諸々

 「もう、二度とジャパネットは利用しません!」

 「責任者を出せ!もう船降りるから責任者出せ!」

  あちこちから聞こえるクレームの嵐

   怒っている大人が沢山いる、カオス

  私はもうヘトヘトだ、私はスーツケースが見つかればそれでよいのだ

  私の順番が来た、さっき対応してくれたジャパネット職員が再度対応してくれる

  スーツケースがまだ届かない、さっき21時過ぎまで待つように言われたが、まだ届かない事伝える

  現在、避難訓練中で、ベリッシマのクルーは荷物を探す作業は出来ない、また時間をおいてジャパネットデスクに来てくれとのこと

 なんてこった、また自分の部屋とデスクを往復しろというのか、無理無理、もう歩けない 

 まさか、船でロストバゲージ(預けた荷物が行方不明)になるなんて想定してない

 船のすぐ横の建物で預けて、数百メートル運んでもらうだけなんだから、どうして行方不明になるのか見当つかない

 (飛行機では預けた荷物が、別の飛行機に乗っちゃったという事は玉に聞く話)

 歯ブラシも部屋着もなにもかも、スーツケースの中である

 ジャパネット職員によると、荷物を探す作業は何時に開始できるか分からないとのこと

 ???

 

スーツケースも責任者も 所在不明

 スーツケースいまだ所在不明、いつから探せるかも不明(避難訓練終わらないと、クルーは動けない) 

 理解できない、したくないよぉぉぉ

まさか、私のスーツケースはあの体育館みたいな所に置き忘れてない?

積み忘れてない?

非常に不安

なんと明日は終日航行日である、荷物を積み忘れてた場合、まさかヘリコプターで荷物を運んでくれる訳じゃなし

明後日の寄港地 函館にスーツケースだけ飛行機で届けてもらう?

函館に間に合うの?

それまでどうするの?

パジャマは?

着替えはどうするの? 

明日の夜は、フォーマルナイトなんですけどぉぉぉ

せっかくお洋服買ったのにぃぃ

職員に、最悪荷物積み忘れてたらどうするのか?聞いてみた、確認してみないと分からないとのこと

誰に確認するの?

責任者に確認するが、責任者は今どこで何してるのか分からないらしい

責任者に連絡が取れないのだとか、そんな責任者で大丈夫なのだろうか?

10日間とても不安だ 私も船を降りたいに1票

とにかく、また時間をおいてデスクに来るようにとの1点張りだ

何時に来ればよいのか、聞いたら 1時間後に来て欲しいという

私は、荷物が見つかるまで、1時間毎に状況を確認するためにデスクに来なくてはいけないらしい

(繰り返すが 船の全長は315メートル)

今日はさんざん歩いた事

どれくらい歩いたか、計算した距離を伝えて

内線なり電話なりで状況確認できる方法はないのか聞くと

ない、デスクに電話はない! 力強い回答だ

職員の後ろに電話置いていありますけど? 見えてますけど?

多分、5000人の乗客の電話対応できないから電話番号開示しないように指示が出てるのだろうと察するが、私はもう2,3キロ船内歩いている、その前に2時間並んでる、他の5000人の乗客には言わないから内緒で内線番号を教えて欲しい 私だって大人だから秘密だと言うならば内緒にできる

スーツケースが見つかったら、デスクから部屋に内線で連絡出来ないかの方法を確認して欲しいと伝える

私が職員さんと話している最中に、なにやら憤慨しているおじさんが、私と職員の間に入ってきて「責任者を出せ」と騒ぎ始めた、職員さんはハイハイ聞いている

いやいや今私の対応中でしょ、

私もプリプリだ 頭から湯気が出ている

私はおじさんに伝えた

「おじさん、ごめんよ、私のスーツケースが行方不明なのよ」

「えっ! 姉ちゃんも大変だな」そう言って、おじさんは別の職員の元に移動していった

おじちゃん分かってくれてありがとう、お互い頑張ろうと心の中でエールを送る

私は、歯磨きも出来てない、歯ブラシと歯磨き粉くらいジャパネットで調達できないのか?聞いてみるが

責任者の指示がないとどう対応してよいか分からない、責任者の所在はまだ分からない

職員さんはインカム付けている、インカムを通して責任者に所在を確認しているけど返答はない様子

他の職員さんと話してこちらに戻ってきた

デスクから部屋へ内線できる方法見つかったとのこと

(見つかったんじゃない、最初からあるんじゃないのか?勘ぐってしまう)

スーツケースが見つかったら、内線しますとのこと

見つかっても見つからなくても、1時間後に内線貰う約束するけど、この分だと宛にならない

また、デスクに来ないと行けないのかなぁぁ(T_T)

もう歩行距離は計算しないことにした

スーツケースも、私のワクワクな気持ちも行方不明である

部屋へ戻りながら、考える

そういえば、ヨットクラブという私の何倍かの費用を払って乗船している方々がいるんだよな

その人たちは当然こんな思いはしていないだろう

サービスはお金が出して受けるものなんだな(高いお金を出さなくても、スーツケースは普通に届けて欲しい)

きっと、ジャパネットの責任者はヨットクラブの方の対応で忙しいんだな

資本主義とはそういうものなのだ

仕方がない

私のような庶民にはジャパネットデスクは冷たいのだ

(ジャパネットのテレビショッピングは、庶民がお得様のはずなんだけどなぁぁ) 

部屋に戻って15分後

ジャパネットデスクへ 3回目

部屋に戻って15分後

部屋に備え付けの電話がプルルルと遠慮気味に小さく鳴った、内線が入った

さっきのジャパネット職員さんからだ、行方不明のスーツケース複数が見つかった、私のスーツケースがその中にあるかデスクまで確認しに来て欲しい とのこと

また行くの?

疲れたから明日にしてほしいけど、そうはいかない

仕方がない、私が行かなきゃ誰も確認できない

流石にスーツケース複数をここまで持ってこいとは言えない

船の全長315メートル、どうして、船首の部屋を選んでしまったのか後悔している

いや

どうしてベリッシマに乗ろうと思ったのか

どうしてジャパネットで申し込みしてしまったのか

ぶつぶつ言いながら、デスクへ向かう

デスクから、小部屋に通される

スーツケース 10個くらい集まっており、その中から私のスーツケース見つかる

あった~ 歓喜!(ロックを暗証番号で解除できる事を確認して私のスーツケースと確認)

スーツケースに手を伸ばすが 途中にジャパネット職員が立っていて通れない、邪魔っつい言ってしまった

さて、お部屋に戻りましょ

スーツケースを、絨毯の上転がすの重たいのよね Lサイズのスーツケース 全長315メートルの船の端から端まで 結局自分で運びましたよ とほほ

クルーズ旅行 = 修行 である

 MSCベリッシマは 全長315メートル とにかく よく歩かなくてはいけない

 今日は、良く歩いた、いや 歩かされた

 5000人も乗客がいるのだから、そりゃ何かしらトラブルも起きるでしょ、それは分かりますよ

 5000人も乗客がいると スーツケースの1つや2つ無くなるのかもしれない(段々麻痺してきた)

 しかし!

 何かある度にデスクに行かないといけないのは、大変

 ジャパネットに非があっても、乗客が出向かないといけないのだ

 私は、まだ若いからよいものの、高齢の方など負担は大変だと思う

 もう少し乗客に優しい対応は出来ないのだろうか?

 アナウンスの仕方も考え直した方が良い

 いつまでも怒っていても仕方がない

 楽しくない(大人は自分の機嫌は自分でとると、素敵な誰かがいっていた)

 気持ちを切り替えて楽しまなくては

 初のクルーズ旅行なのだ

 部屋に戻り

 荷解きして(ちなみに、空になったスーツケースはベット下に入った)

 セッティングして

 シャワーを浴びて

 0時はとっくに過ぎている、やっと寝られる

 ベットに入って、目をつぶる

 ん?ん?

 枕から

 お父さんの枕の匂いがする(お父さんごめんなさい)

 臭い!!

 寝られない!

 私の頭が臭いのか?

 枕が臭いのか?

 2つある枕の両方とも、同じ匂いだ!(5000人も乗客がいると、枕も臭くなるかもしれない)

 持参したファブリーズを振りかけて(ファブリーズを持参した自分を褒めてあげよう)

 

 お父さんの匂い撃退!

 おやすみなさい

 今日の教訓

 クルーズ旅行は修行である

 5000人も乗客がいるのだから、大概の事は我慢しなければならない(言い聞かせて眠りにつく)

 2日目はこちら

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